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効果的なのにあまり知られていないトリックや、巧妙なサトルティなど、私のお気に入りを紹介します。
2009年08月13日 (木) | Edit |
昨日ご紹介したFive Star Predictionがまさにそうなのですが、マジックの不思議さを高めるための戦略の1つに、複数の原理を組み合わせる、というものがあります。

私はこの考えをギャリー・カーツ氏のレクチャー・ビデオで初めて知りました。

話を単純化するために、ある原理が見抜かれる確率が、1/2だとします。これだけだと2人に1人はタネが分かってしまうわけですから到底マジックにはなりません。

しかし、そういう原理が2つ、3つと組み合わされると、見抜かれる確率は1/4、1/8、1/16・・・とどんどん下がっていきます。

ですから、1つの原理だけを頼りにマジックをするのではなく、複数の原理を組み合わせて1つの現象を起こした方が、より秘密を見抜かれにくくなる、というわけです。

もちろん、組み合わせる原理の数を増やせばいいというものでもありません。そのために手続きが煩雑になってしまったり、現象そのものが分かりにくくなってしまうのでは本末転倒です。起こしたい現象や演技の雰囲気に無理なく溶け込むような原理を、いくつかチョイスするのです。

組み合わせによる見抜かれリスクの減少

原理にはいろいろなレベルのものが含まれます。ミスディレクション、テクニック、セットアップ、ミスコール、ギミック、マルティプルアウト・・・。原理の引き出しをたくさん用意しておくと、初めて挑戦するマジックでも、注意したらよいポイントが見えやすくなります。また、原理を組み合わせることで新しいマジックを作ることもできます。

基礎知識はかけ算で後から効いてきます。

不思議なマジックを覚えたら、手順を体に叩き込むだけでなく、その不思議さを構成している原理は何か、分解・整理してみると良いと思います。

基礎知識の数と組み合わせ数の増加



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