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効果的なのにあまり知られていないトリックや、巧妙なサトルティなど、私のお気に入りを紹介します。
2016年02月21日 (日) | Edit |
後輩へのアドバイスの続きです。

演技を直す際に最もよくやるのが、無駄なセリフのカットや見直しです。

無駄なセリフにもいろいろあります。

・効果的でないギャグ
・意味不明なセリフ
・回りくどい説明
・見れば分かることの実況中継
・秘密の動作にわざわざ注目を集めてしまうセリフ
・余計な期待をさせてしまうセリフ

その中でも、今回は意味不明なセリフについて書きます。

意味不明なセリフが演技の邪魔になるのは誰でも分かると思います。ですから、わざわざ狙って意味不明なセリフを言うことは、普通はありません。それなのに意味不明になってしまうのは、本人が意味不明であることに気が付いていないからです。

意味不明になる原因はいろいろ考えられますが、今回練習を見た後輩の場合は、次の展開を知っていないと理解できない内容をいきなり話してしまったために、観客には何のことか分からない、というパターンでした。

演者は演じるトリックを繰り返し練習していますから、すべての流れが頭に入っています。しかし、観客にとってはそうではありません。このギャップを忘れると、上記のようなミスを犯してしまうのです。

普段の会話でも、相手が前提なしにいきなり本題を話し出し、「何の話?」と戸惑うことが時々あると思います。会話なら「何のこと?」と聞けば相手も軌道修正できますが、マジックを見る観客はそんな確認はしてくれません。分かりにくい演者のセリフに退屈し、マジックが終わるのをただ待つだけです。

こういう事態を避けるためには、セリフを考える際はそのセリフを言う時点で観客が何をどこまで把握しているのかをちゃんと意識しなくてはいけません。そして実際にセリフを言って観客の反応が芳しくないときには、何かミスを犯しているのではないかと疑った方が良いでしょう。そのためにも、観客の反応はよく見ておくことが大切です。



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