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効果的なのにあまり知られていないトリックや、巧妙なサトルティなど、私のお気に入りを紹介します。
2010年08月13日 (金) | Edit |
先週末は、桂川新平さんにお会いしに、名古屋へ。山口からの大学生、高校生、名古屋の高校生も遊びに来ており5人で老舗のマジックバー、エルムへ。まさに「自在」という言葉がぴったりのマスターの名人芸に笑いながら打ちのめされてきました。カードもボールも凄かった・・・。何度も普通にひっかかりました^^;

その後は丸山真一さん、タナカ太郎さん達も合流して何だかんだで7人。夜通しマジック談義。楽しかった~。

当たり前ですが、皆詳しいし上手いし、話していて飽きません。中でも、「新しいのはないけど・・・」と言いながら見せていただいた新平さんのディーリングのテクニックは前以上に研ぎ澄まされており、何度見ても「えっ、やったんですか?」と驚きっぱなし。ずっとこればっかりやってたから、と笑う新平さんに職人魂を感じました。

僕はM.O.S.P.最近旬のトリックを見てもらいました。こだわったポイントがきちんと不思議に見えているようで、なかなか良い反応を得られ満足。ますます愛着が湧いてきました。

山口の高校生のテクニックも凄まじかったなあ。真面目で感じも良く、将来が楽しみです。自分も頑張らないと。

夜明け近くになり、丸山さんと新平さんがアディション系の技法について語っていたところ、その場で新しい技法が生まれました。新平さんは、これはいいのができたと興奮していましたが、僕にはできず断念。

しかしベッドに入った後、1人でカードをいじっていると、別のアプローチで1つアディション技法を思いつきました。しかも上に書いた旬のトリックとも相性の良いもの。遅ればせながら僕も興奮し、結局ほとんど寝ずにそのままカードを触っておりました^^

そういえば、佐藤総さんにお会いしに大阪に行ったときも、明け方に1つトリックを思いつきましたが、溺れるほどの刺激の後に静かに1人の時間を持つと、良い知恵がすーっと湧いてくるものなのかもしれません。

素晴らしいマジシャン達に会い、美味しいワインを飲み、おまけにアイディアまで湧いて、有意義な1泊旅行となりました。


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2010年07月19日 (月) | Edit |
昨日の志木のコンベンションに続き、駒込でも佐藤総さんのレクチャーに参加してきました。基本的な内容は同じでしたが、より至近距離でその魅力を堪能することができました。

カードが空中から現れるマジック・スラップ。一瞬で終わるマジックですが、それを実現させるために気をつけるべきいくつものポイントが巧妙に、しかも自然に張り巡らされていることに驚き。個人的には手の形を作るための雰囲気作りのロジックが非常に参考になりました。

競馬をテーマにしたゼン・ダービーも、本で読むと地味なトリックに思えてしまいますが、実際にご本人の演技を見ると大変盛り上がり、しかも不思議なトリックであることが分かります。また佐藤総さんの芝居とも素とも取れないリアルな演技が絶妙の味を醸し出しており、大きな笑いが何度も湧き起こっておりました。

2時間のレクチャーがまさにあっという間。カードマジック好きとしては大変贅沢な時間を過ごさせてもらいました。

アンコールとして、志木では演じられなかったある一発芸的なトリックを演じられましたが、これも非常に受けていましたね~。昨年大阪でも見せていただき、個人的にも大好きなネタなのですが、また見られて幸せでした。

以前の記事で書きましたが、実はこのトリックに刺激を受けて僕もちょっとしたトリックを思いついています。嬉しいことに佐藤さんがそれを気にされていたので、帰り際にこそこそっとお見せしたら悪くない反応だったので一安心。気を良くして帰宅してから事前の準備が目立たないような工夫をさらに付け加え、なかなか演じやすくなりました。

ただ、このネタに関してはプロット自体が佐藤さんのものと変わってしまっていますし、何より原案の奇妙さがあまりに素晴らしいので、佐藤さん本人の演技を見ていない方には申し訳なくて見せられないな~と思っています。佐藤さんの「ある一発芸的なトリック」、ぜひ予備知識なしで見ていただきたいトリックです。



2010年07月19日 (月) | Edit |
ゆうきさん、庄司さん主催のゆったりとクロースアップマジックに参加してきました。濃いメンバーの濃い演技に驚き、笑い、圧倒された一日でした。

僕も演技をさせていただいたのですが、今回は緊張が悪い方に出てしまった感じ・・・。6月のサタデーナイトマジックで演じたのと同じ手順だったのですが、「今日はちょっと早口だったね」とのコメントを多数いただきました(汗)。

マジシャンの集まる場でどんな演技をするかというのは僕にとって難しい問題で、学生時代に和田祐治さんから「素人にもマニアにも受けないと本当はだめなんだよね」と言われてからずっと頭を悩ませています。

せっかくマジシャンに見せるのであればどこにでもあるマジックをどこにでもある演じ方でやっても仕方がないし、マニアにしか理解不能なトリックをやるのも違うと思いますし。

そんなわけで僕がマジシャンの前で演じるのは、一般客相手を想定していながら、その方法論がマニア視点から見るとちょっと面白いかも、というものが多くなっています。これなら何とか一般客もマジシャンも(ポイントは違っても)何かしら楽しんでもらえるのではないかという言わば苦肉の策というわけです。

ただこのやり方だと、一般客が一人もいない環境だと、途端に説得力がなくなります。実際に驚き、楽しんでいる人がいないとその方法論にも興味を持ってもらえません。やはりきちんとマジシャンをも驚かせ、もしくは楽しませることができるようになりたい、と痛感しているところです。

一緒に演技させていただいた佐藤総さん、一太郎さん、ふじいさんは、そんな僕の悩みのはるか先で観客を沸かせていました。そして皆さん自分らしさが前面に出ていて、それも大きな魅力になっているのです。僕も早くその域に達したいものですが、焦ってすぐに良くなるものでもありません。できることをちょっとずつ、積み重ねていきます。



2009年12月01日 (火) | Edit |
週末、日向大祐さんのお誘いで、一緒に大阪へ行ってきました。目的は佐藤総さんにお会いすること。お聞きしたいことは山ほどあり、半ば質問責めにしてしまいましたが、とても丁寧にお話しいただきました。

佐藤さんおすすめのバー、SADEではなんと佐藤さんのお父様も来られ、マスターのSADEさんも含めてその場にいる全員が何かしらマジックを演じるという特殊な状況(笑)。そのどれもが見たことのないものばかりで、いちいち刺激を受け、驚いておりました。そして皆さん、年齢に関係なく若い!といっても決して賑やかではなく、物静かで品の良い方たちばかりなのですが、それぞれに熱いものを感じました。

佐藤さんの演じるマジックは各所での評判どおり、魔法。大げさなところも怪しげなところもなくゆったりと進むのですが、現象が「えっ、もう?」と思う間に起きてしまいます。マジックというのは「上手い」と言われてはだめ、思わず笑うしかなくなるような不思議さがないとだめだと常々思っていますが、実際にその感じを味わうことというのはほとんどありません。しかし佐藤さんのマジックは本当に不思議なのです。そして単に不思議というだけではなく、なんと言えばいいのでしょう、雰囲気があるのです。

このワクワクした感覚が私の拙い文章で伝わっているかどうか心許ないのですが、本当に久しぶりの興奮を覚えました。深夜まで話し込んだにもかかわらず、翌日は妙に早起きし、薄暗いうちからカードをもてあそんでいると、佐藤さんに見せていただいたアイディアと私が以前気に入ってよく使っていたある技法とが化学反応のように結びつき、ひとつのトリックと呼べるものがあっという間に出来上がりました。相当テンションが上がっていたのだと思います。

でも実はこれ、すごい偶然なんです。順を追って説明します。

佐藤さんがいくつか演じられた後、マスターに「あれお願いします」とリクエスト。
SADEさんが特殊な技法を使い、Play It Straightの不思議なバリエーションを演技。
それを見て私がBlockbusterを思い出し、皆さんにご紹介。
それを見て佐藤さんが昔やっていたトリックだと、非常に奇妙で不思議な小品を演技。

まずこれに相当なインパクトを受けました。先に触れた佐藤さんのアイディアというのがこの小品です。

それとは別に、日向さんが佐藤さんのオールバックの改案について言及。
オールバックで使われているあるサトルティの話でひとしきり盛り上がる。
自分のオールバックのバリエーションを思い出し、うずうず(笑)。
日向さんが「大原さんも手順ありますよね?」と振ってくれたので、喜んで披露。

先に触れた「以前よく使っていた技法」と言うのが、このオールバックで使うあるテクニックです。

佐藤さんのアイディアも、私の少し前のトリックも、その場の話の流れで偶然に思い出されたものです。そしてその2つが組み合わさって、翌朝に今までになかったものが生まれたわけです。そんな大げさにとることもないのかもしれませんが、こういうの、私はすごいラッキーだと思い、幸せな気分になるのです。

佐藤さんのアイディアから生まれたトリック、ぜひまた佐藤さんにお会いしてお見せしたい!またひとつ、楽しみが増えました。



(週末の感動体験は、これだけではありません。続きます。)