FC2ブログ
効果的なのにあまり知られていないトリックや、巧妙なサトルティなど、私のお気に入りを紹介します。
2009年08月12日 (水) | Edit |
Five Starというのは五つ星という意味なんでしょうか?よくある予言ネタと言えばそれまでなんですが、かなりフェアに見えます。

予め予言の封筒をテーブルに出しておく。表向きのデックを観客に渡し、1枚ずつ配らせ、好きなところで止めさせる。封筒を開けると、1枚だけカードが入っている。それがもちろん、観客が止めたところのカードと一致する。

ね?よくありますよね。こういうの。実際、原理もよくあるものの組み合わせではあったんですが、最初に見たときはきれいにひっかかってしまいました。

解説を聞いて納得。複数の原理を組み合わせた上に、原理を悟られにくくするためのサトルティが何重にも張り巡らされているのです。

デックの仕掛けに気付かせないための策略、封筒と予言のカードに疑念を抱かせないための策略が見事です。しかもどの策略も実にさりげなく行われるため、不自然さがありません。

また、特にメンタルマジックの場合はこれが大事になるのかもしれませんが、リチャード・オスターリンド氏が必要以上のあらためをしていない、必要でない部分を強調していない、というのも重要なポイントです。

自由に選んだカードがあらかじめ予言されていた、という奇跡の現象は観客の頭の中で描き出されたイメージです。そのイメージの邪魔になるようなノイズが注意深く取り除かれているのです。しかし必要な情報は確実に、しかもさりげなく与える。

この辺のさじ加減を適切に行えるからこそ、よくある原理を使ったよくある予言ネタが奇跡に見えるのです。

出典:DVD Richard Osterlind - Easy to Master Mental Miracles volume 2
FRENCH DROPで購入できます。


スポンサーサイト